脱サラして居酒屋を開業しました
脱サラから居酒屋を開業して、22年目に突入しました。
今では、その他のビジネスや副業もしておりますが、
決して順風満帆だったわけではありません…
ピンチの方が多かったです。
そんな経験談を書いていきたいと思います。
私が脱サラしたのが、およそ23年前…
26歳の時でした。
今の職業とは全く違う仕事、
建築系の営業マンを4年間。
脱サラした理由はいくつかありました。
- 会社が嫌になった
- 自分の将来が見えなかった
- 結婚した
大きく分けて、この3点だと思います。
仕事自体は、非常に楽しい仕事でした。
しかし、年数が経つにつれ…
やる気が薄れていったのは事実でした…
嫌になったというより、やりがいが無くなった。
というのが本当のところです。
いい加減な、現場仕事…
責任を押し付ける上司…
やる気のない役員達…
上司ともよくケンカしました…
今思えば…とても生意気な社員だったと思います。
しかし、当時の私にとっては…
真っ直ぐな気持ちからの行動だったと…
今では反省しております…
社長が世代交代し、若社長になりました。
年令も私とそれほど変わりません。
すると、前社長が任命した役員達の居場所が
少しづつ無くなっていくのを感じました。
そして、グループ会社に出向になったり…
その若社長にも小さな息子さんがいました。
仮に、私も年を取り役員、グループ会社の社長に
なったとしても…
同じ道を歩むような気がして…
上の2つの理由が無ければ、結婚したことは理由に
ならなかったかもしれません。
独身だったら、辞めていなかったかもしれません。
ただ、やはり奥さんは幸せにしたかったですから。
会社を辞めると決めたとき、他の会社に再就職すると
いう考えは、ありませんでした。
何故なら、何処に行っても変わらないだろうという
思いがあったからです。
もちろん、待遇の良い会社、やる気のある会社は
沢山あると思いますが、その時の私にはそういう考えは
何故かありませんでした。
辞めるか、何かを自分でやるか、の2つの選択のみ。
とはいえ、自分で出来るようなノウハウも資格も何も
ありません…
考えた結果…
学生時代にアルバイト経験のある飲食店…という
とても…とても…
安易な考えにたどり着いたわけです…
経験があるといっても…
今思えば…無いに等しい経験です。
そして、退職した次の日から、知人が店長をしている
大型の居酒屋で働くことに。
当時は、今の大型チェーン店居酒屋と違い、
料理も出来合いの物などは少なかったですね。
ここで、約1年間…
下働きから料理を学びました。
短いかもしれませんが、
最初から1年以内と決めていました。
性格上…ズルズルといきそうだったから。
朝9時から夜中の12時まで…
休憩はその間、2時間無かったですね…
今なら、完全にブラックです…
当時は…そんな言葉すらありませんし、
しょうがないというか、当たり前と思ってました。
最初の2週間くらいは、慣れない立ち仕事で、
筋肉痛がひどく…
シップを貼って寝ていたのを覚えています。
ここでの1年間は、精神的にも肉体的にもキツかった…
修行が終わるころには、体重もかなり落ちました…
15ｋｇほど…
飲み会だらけの…サラリーマン生活と結婚で、
体重もかなり増えていましたから…
学生時代の体重に戻り…良かったですけど。
1年経つ、少し前くらいから休日に、
居抜き物件を探していました。
前職が建築系だったので、不動産屋の知り合いも
沢山いましたので、良かった点です。
それでも、なかなか良い物件には、たどり着けません…
なんせ、地方の田舎の小さい市です。
その上、お金もないわけで…
何件目かは、忘れましたが…
広さも、家賃も場所も希望に合うお店を紹介され、
貸してもらえるとの返事をいただいたのを機に
辞める決意をしました。
もちろん、円満退社です。
言われた日程、最後の日まで、キッチリと仕事を。
退社日も決まり、物件も仮押さえしてもらい、
さぁ、これからです！
しかし…
ここから、私の考えの甘さが…計画性の無さが…
存分に発揮されることになります…
